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第19章  脈ありメールと脈なしメールの見分け方

だいぶ佳境に入ってきました。
僕はここまでに、いかにして相手のハートをとらえ、メール交換を維持し、いい関係を持続させていくかを論じてきました。
でも、中には「これだけ長くメール交換しているのに、どうもいまいち話が進展しない。」とお嘆きの方もいることでしょう。
人と人との関係は一言の簡単な言葉ではとても論じ切れません。
いい例に、1年たってもただのメル友を続けている人がいるかと思えば、ものの3通目でラブホ行きを決める人もいるのです。
一体、この違いは何処にあるのでしょうか?

人にもよりますが、たいていの人は進展しない人間関係を快しとはしません1通目より2通目、さらに3通目と、メールの回数が増えればそれだけの深まりを期待します。それが人情です

ここでは、あなたと相手のメール交換が、将来にわたって進展するのかしないのか、その簡単な見分け方を論じましょう。
すべてこの通りとは行かないまでも、ほぼ9分9厘は当たっていると思っていいですよ。

  1. いつまでも敬語を使っているメールは、関係を深めたくないという無言の意思表示
  2. 仕事上の話がメインで、プライベートな事柄が出てこないのは、あなたを信頼していない証拠
  3. 住所を聞かれて言えないようなら、自分が思っているほど相手がまだこちらに慣れていない証拠
  4. 肝心な話をはぐらかすようなら、その話はしたくないと思っていると思っていい

上に書いたことは、どれも心理学の世界では通例になっている常識です。
まず、「敬語」というのは、まだ見知らぬ相手に対して一線を画すために使われる言葉で、事実あなたは何十年来の旧友に決して敬語を使わないはずです。敬語はこの様に、「私とあなたは違うのだ」と、相手に強く印象づけるために使われるものです。
メールを始めて初めの数通(せいぜい5通目ぐらい)までならそうせざるを得ないかもしれませんが、それを超えていつまでも敬語使いをやめない(くだけた言葉にならない)のは、実は相手が意識的にしていることです。敬意を表されているなどと勘違いして、やに下がっている場合ではありません。こんな相手とは、なかなか打ち解けられないでしょう。

次に「仕事」の話というのは、誰に対してでも比較的話しやすい、いわば社交辞令的な(パブリックな)話題であり、この話が多くてなかなか自分自身のこと(プライベート)を話してくれないようであれば、あなたをまだ危険人物と見なしている可能性があります。自分のことを明かすのに適当でないから、そういうことを話してくれないわけです。長くメール交換しているからといって気をよくしている場合ではありませんよ!メールの中身が大事なのです。あなたのことを、本当に信頼し切れていないから、自分のことをいいたくても言えないのです。
様子を見ているか、「ま、つまんないけどいないよりはマシ」ぐらいに思われているかも知れません。間違いなく、脈なしメールです。

「住所」は誰にとっても生活の本拠地であり、ここをむやみやたらとひけらかす人はいません。特に最近ではストーカーの被害に遭う恐れも手伝って、めったなことでは住所を教えないのです。そして、それが普通です。もしもあなたが相手に住所を聞いたとして、それに快く応じてくれるようなら大いに脈ありと見ていいでしょう。あなたを部屋に入れてもよいという無言の意思表示かも知れません。

最後に、肝心な話をはぐらかすのは、心理学でいう「逃避」です。ある話題を持ちかけて、相手が真っ正面からその回答をすることをためらうことはよくあります。
「まあ、その話は考えておきますね。」
「ドライブに行くための時間がとれそうになくて。それよりね、私昨日課長に・・・」
などといのは、話をはぐらかす典型です。
最もひどいのは、一切その話題に触れていない返信をしてくることもあります。(完全無視)
単にそのことに対する返信を忘れたのならともかく、相手も人間である以上、どの話題が重要で、相手がどんな返信を期待しているかぐらいは分かるはずです。
それを敢えてはぐらかすには、はぐらかすなりの理由があるのです。
「その話題には触れたくない」のです。デートの話題を提示してはぐらかすようなら、デートする意思がないことになりますし、これはドライブでも旅行でも同様です。
とにかく、こんな脈なしメールを送ってくる相手とは、ちょっと今後の交際を考えた方が良さそうです。
特に、あなたが(僕のように)メールを実際に会うための一つのきっかけ程度にしか考えておらず、実際に会うことこそが大事だと思っている場合など、会う話をしたときに相手がはぐらかしてくるのなら、その先のメール交換は何の意味を持つでしょう。
実際、相手には複数のメル友がいて、週末にはとっかえひっかえ色々なメル友と会っていたという人もいました。どうりで、週末の貴重な時間を、僕という一人のメル友だけとの時間にしたくないわけです。
「たくさんのメル友ととりあえず会いたい」という彼女の気持ちと、「多くのメル友から予め淘汰した彼女と会いたい」という僕の気持ちがつながらず、自然消滅しました。


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